電源を入れたときＥＬ９００の液晶ディスプレイをよく見ると、右側にエクスプレッションペダルのボリュームと上下鍵盤の音量バランスが並んでいるのがわかります。これはとても便利ですね。こんなことはありませんか？

子供が発表会やコンクールで、ふだん自宅や教室で弾いている環境とあまりのちがいにびっくりして右足が踏み込めない…。

特にトーンキャビネットを使っているときなどはそうですね。

エクスプレッションペダルの位置が演奏を始める時にちゃんとつかめれば、「最初のところは７で出てね」と指示できます。また上下鍵盤の音量バランスを演奏中とっさに動かせるというのはたいへん重宝します。ＥＬ９０ですと呼び出すのに手間がかかりました。コントラストもつまみが手の届くところにあるので、コンサートで「照明のせいで見えない！」という時もワンタッチで調整でき、あわてずにすみます。

英文字の表示も９０とくらべるとちょっと雰囲気がちがうでしょ。ちょっとむつかしい話で恐縮ですがカイゾウド（きめ細かさ）がよくなっています。ディスプレイの下のコントロールボタンの使い方はほとんどおなじなので、従来どおり「パッ！」と手が動くと思いますよ。